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小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」は、宇宙空間で帆を広げ、太陽の光を受けて燃料を使わずに推進力を得ること(ソーラーセイル)、帆の一部に貼り付けた薄膜太陽電池で発電できること(電力セイル)を世界で初めて実証しました。
NECはJAXA様のご指導の下、「IKAROS」のトータルシステムの開発、製造、試験に携わっています。
現在主流の化学エンジンを使ったロケットは、宇宙航行システムの推進エネルギーという観点では、あくまで二次的な解決手段でしかなかったと考えます。
ソーラーセイル(太陽帆)は、超薄膜の帆を広げ太陽光圧を受けることで燃料を使わずに進むことができます。さらに、ソーラー電力セイルは、帆の一部に貼り付けられた薄膜の太陽電池によって大電力発電も同時に行います。この電力を用いて高性能イオンエンジンを駆動し、ソーラーセイルとのハイブリッド推進を実現すれば、効率的で柔軟なミッションが可能となります。今後計画されている木星探査など様々なミッションでの実現を目指します。

NECは以下の衛星本体のサブシステムを分担し、かつ、その衛星システムのとりまとめ役としてIKAROS全体を担当しています。

「IKAROS」はロケットから分離後、深宇宙において、世界で初めてソーラーセイルを展開し、薄膜太陽電池による発電を実証しました。さらに、分離カメラを切り離し、ソーラーセイルが展開した状態(展張状態)の撮像にも成功しました。

「IKAROS」が宇宙で撮影した画像