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太陽系大航海時代の幕明け〜「あかつき」と「イカロス」が、新たな感動を届けてくれる。 English Site
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ミッションシステム

 人工衛星は数十万点のパーツからなる大規模なシステムですが、このシステムは構成上大きく2つに分けられます。ひとつは通信・放送や地球観測、気象観測などのミッションを直接実行する「ミッションシステム」、一方は、どの人工衛星にも共通的に必要な「バスシステム」です。

人工衛星のミッションは、その目的によって、宇宙という“位置”を利用するものと、微小重力や高真空などの宇宙の“環境”を利用するものに大別されます。“位置”を利用する分野として、通信・衛星放送気象観測地球観測、航行・測位・測地などがあります。また“環境”を利用する分野として、科学、宇宙実証などがあります。

  このように様々なミッションに対し人工衛星に搭載する「ミッションシステム」は、個々の目的に合わせて最適設計します。

NECはJAXA様のご指導のもとで、この「ミッションシステム」の開発設計および製造を担っています。以下は実績の一例です。

地球観測ミッション
海洋観測衛星「もも1号」に搭載された可視近赤外放射計(MESSR)は、4バンドの電磁波を駆使して幅100キロメートル、分解能50メートルの地域を撮像しました。この衛星は、1987年2月に打ち上げられた日本初の本格的な地球観測衛星です。

海洋観測衛星「もも1号」に搭載されたMESSR(提供:JAXA様)
海洋観測衛星「もも1号」に搭載されたMESSR(提供:JAXA様)

海洋観測衛星1号(MOS-1/MESSR)「もも1号」画像(提供:JAXA様)
海洋観測衛星1号(MOS-1/MESSR)「もも1号」画像(提供:JAXA様)
 地球資源衛星「ふよう1号」に搭載された光学センサー(OPS)は、MESSRの分解能等をさらに向上させたもので、分解能18m×24m、走査幅75キロメートルで、地表面からの反射光を可視光から短波長赤外までの7波長域に分けて撮像します。

地球資源衛星1号「ふよう1号」想像図(提供:JAXA様)

 陸域観測技術衛星「だいち」に搭載されたパンクロマチック立体視センサー(PRISM)は、可視光で撮影するモノクロカメラで3つの方向を同時撮影し、その3つの画像の組み合わせにより立体画像を作り出すことができます。分解能は2.5メートルで、一度に撮影できる幅は70キロメートルです。

陸域観測技術衛星「だいち」PRISM(提供:JAXA様)

気象観測ミッション
 テレビ、新聞等の天気予報で知られる静止気象衛星「ひまわり」は、1号機から5号機までお客様のご指導を頂き、NECがシステムの取りまとめを行いました。この衛星は世界的な気象監視の枠組みの中で静止軌道上から気象観測を行い、その成果から最も国民生活に密着したミッションのひとつと言えます。

静止気象衛星(GMS)「ひまわり」受信画像(提供:JAXA様)
海洋観測衛星「もも1号」に搭載されたMESSR(提供:JAXA様)

通信・衛星放送ミッション
 実験用中継衛星「ゆり」は、BSという名称で国民生活の中に浸透しています。「ゆり(BS)」、「ゆり2号(BS-2)」「ゆり3号(BS-3)」と打ち上げ実績があり、各種放送実験、難視聴地域解消、放送サービス、より高度な放送衛星に関する技術の開発、ハイビジョン試験放送等に利用されました。

放送衛星2号「ゆり2号-a」BS-2a(想像図) (提供:JAXA殿)
放送衛星2号「ゆり2号-a」BS-2a(想像図) (提供:JAXA殿)
※この実績には、株式会社東芝およびNEC東芝スペースシステム株式会社を含みます。

関連リンク

人工衛星・探査機
バスシステム

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