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「TANSO(タンソ)」は人工衛星に搭載する温室効果ガス観測センサです。
NECは、宇宙から地球をみる技術を追究し、安心・安全な社会の実現に貢献しています。
■世界共通の問題 ”地球温暖化”
世界経済がダイナミックな変化をとげる今、世界各地で地球温暖化の影響が大きな問題となっています。
1997年、国際的な会議(COP3*)で採択された「京都議定書」では、先進国に温室効果ガスの削減を義務付けました。また国際的な機関(WMO*,UNEP*)は、各国が地上・海洋・宇宙での観測を一段と強化(GCOS*)するよう提案しています。
*略記号説明
COP3:気候変動枠組条約締約国会議
WMO:世界気象機関
UNEP:国連環境計画
GCOS: Global Climate Observation System 全球気候観測システム
■JAXA、国立環境研究所及び環境省の共同開発プロジェクト
「京都議定書」等に貢献する目的でJAXA(宇宙航空研究開発機構)、国立環境研究所及び環境省は共同開発プロジェクトとして、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」を2008年度内に打ち上げる予定です。この人工衛星は地球表面のほぼ全域において高頻度に温室効果ガス(二酸化炭素、メタンを予定)の濃度分布を観測します。
なお、「いぶき」は全地球観測システム(GEOSS)の主要構成要素のひとつとして位置づけられ、国際的にも期待されています。
「いぶき」が目指す貢献の姿
■正確な温室効果ガスの測定に役立つ
■温室効果ガスの観測の『共通のものさし』として役立つ
■データを無償配布し、国際貢献に役立つ
人工衛星と温室効果ガス観測センサの開発をJAXAが担当し、環境省及び国立環境研究所は主にデータ利用をすすめます。NECはJAXAと協力し温室効果ガス観測センサ「TANSO」の開発製造を担当しています。
「いぶき」の詳細情報はJAXAホームページに掲載されています。
■NECがつくる温室効果ガス観測センサ「TANSO」
「TANSO」は地球が放つ光(赤外線)を観測します。
地球が放つ光は温室効果ガスの種類ごとに赤外線領域の特定波長が吸収され暗くなっています。また、その度合いはガス濃度によって異なります。これらを宇宙で捉え、詳しく分析することで大気中の温室効果ガスの濃度を算定できます。
「TANSO」では温室効果ガスの二酸化炭素を高精度で観測することを目指し、さらにメタンの観測も検討されています。
「いぶき」に搭載された「TANSO」のイメージ図
(C)JAXA
お断り:この図はJAXAの了解のもとTANSOの位置が分りやすくなるよう加工しています。
温室効果ガス観測センサ「TANSO」CG

「TANSO」の詳細情報はJAXA様ホームページに掲載されています。
ご参考:温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」
2008年度打上げ予定の「いぶき」は宇宙から温室効果ガスを観測する世界初の人工衛星です。
「いぶき」の観測データは地球温暖化にかかわる地球の「今」を知り、私たちの「未来」のために活用されます。
「いぶき」フライトイメージ図

ご参考: NECの観測センサ技術 ミッションシステム
初代気象衛星「ひまわり」は1977年、3万6千キロ離れた静止軌道から地球を捉え、私たちに”雲の様子”を伝えました。また1987年日本初の地球観測衛星「もも1号」や2006年「だいち」(PLISM,PALSAR)は、刻々と変わる地球の姿を高度数百キロから捉えることに成功し、環境や災害などの分野で活用されています。
NECは長年に亘って観測センサ技術を磨き上げてきました。これからも人と地球にやさしい情報社会を目指して、技術力やものづくりの力を高めて参ります。